永遠を糸で縫い留めて

花灯り

いつになったら 人はあの花のように


誰を見送っても心を乱さずに生きることができるのだろうか


いや 心を乱すからこそ 人はうつくしいのだろう


いつになったら人は あの桔梗の花のように


誰を見送っても心を乱さず 一心に己の道を咲くことだけができるのだろうか


いや 心を乱すからこそ 人はうつくしいのだろう

 

私は あなた方が知るものとは全く違った面で 世の中の汚さを見てきたつもりです

 

桜が満開で 闇の中でもその辺りがほのかにあかるいことを


「はなあかり」と人は名付けた

 

あの日 私は確かにその灯りに導かれ 照らされたのだ


だとしたら私はこの桜に感謝しなければならない


その灯りがなければ 私の人生は全く違った道を進んでいただろう
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