いじめ…くずれていく

そしてあたしに…


この世に生きていられる資格などない。

「これ…あんたらにあげるよ」


あたしは持っていたシンナーの袋を手渡した。


「…やめるの?」

「もうあたしはいいや。」

「今更いい子ぶるんじゃねぇだろうな?」

「あたしは…生きる価値などないの……。」


あたしはそれだけ言って繁華街へ走っていった。



10分ごろ走ると、高層マンションがあった。


「…ここだ……。」
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