楠田を落としたい

楠田side

俺は必死に勉強して工業高校に合格した。


俺がいる学科は東棟で同じ中学の柳や杉本、近藤がいる学科は西棟だ。


西棟は3分の2が女子で華の西棟と呼ばれている。


俺がいる東棟はもう何年も女子がいない。


「なあ、冬哉は彼女いねーの?」

「いねーよ」


俺に話しかけたのは同じクラスの八坂 律(やさか りつ)。


「俺も彼女いねーんだけどさ。もうすぐ夏休みだから欲しいじゃん」


「別にいらねー」


「西棟で可愛い子って言ったら柳さんだよな〜あれは可愛いと言うより美人だな!」


「ゲホッ」


俺はむせた。


「あと杉本さんはかわいい系だよな。性格はきついけど。で、近藤さんもかわいいよなー」


「………」

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