楠田を落としたい
映画が終わった。


「冬哉があんなことするから…集中できなかった」


「しない方が良かったか?」


「ち、ちがうよっ」


バスに乗って2人で座る。


手は繋がれたまま私は眠りについた。


………。


「七瀬」


「ん…」


「俺次降りるから」


「私も…」


「ダメだ。ちゃんと自分のバス停で降りろ」


「じゃあ…キスして?」


「…っお前は…全く…」


「んっ」


ちゅっと唇にキスされた。


「またな」


「またね」

< 94 / 115 >

この作品をシェア

pagetop