君がくれた初恋

「え?俺一言も”そーいうこと”だとは言ってないよ〜?」


あまりの羞恥に力任せに篠宮くんの胸を殴った。


でもその胸筋でできた壁はびくともしなかった。


「このっ、クソ性癖変態男!!!」


それだけ言って教室から飛び出た。


「それが助けてくれた命の恩人に言う言葉か?」


という篠宮くんの最もすぎる言葉に追いかけられながら。

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