~転生悪役令嬢の裏道攻略~ シークレットキャラとたどり着く、処刑回避後のハッピーエンド
 その背後で、とんでもない茶番が始められてしまったのである。こんなのジェミーはまったく聞いていない。

 それを叫んだのはカーライル。そして今まで後ろについて見守ってくれていたふたりが、皇帝の前に並んで進み出た。
 次いで、ルゼがこんなことを言う。

「我々ふたりは、ある覚悟を胸に期してここに来ました! それを聞き届けていただき、どちらがこのジェミー嬢のそばに侍るのがふさわしいかご判断をいただきたく思います!」
(えっえっ、いきなりなに言ってんだこいつら)

 いがみ合っていた彼らが、急に仲良くそんなことを言い出したものだから。
 力が抜けたジェミーは、わけがわからずその場にへなへなとへたり込んでしまった。
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