この声が続く限り
「はぁはぁ・・・。」


走ってきたのか、息が荒い翔。


「ごめん!!俺、何かお前が違う世界の人みたいで遠くにいっちゃうみたいで・・・」

「ううん・・・。私が悪いの。きてくれて本当にありがとう。」


電車がくるまでずっと翔はキスをしてくれていた。


「これからはさ、俺のためにうたって。マイクを持つために俺のこと思い出して。めっちゃ有名人になって俺にお前の活躍がテレビで分かるくらい頑張って!!」

「うん・・・・。」

私は、涙ぐみながら答える。

「今度会ったときはキスだけじゃすまさないから!!」
「えっ??」

そう言って、私と翔は遠距離恋愛となった。
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