すれ違いだらけだった私たちが、最愛同士になれますか?~孤高のパイロットは不屈の溺愛でもう離さない~
彼との時間はなにもかもが幸せで、逃げるという選択肢はきれいさっぱり消え去った。
「あーあ、幸せそうな顔しちゃって。そりゃバイトの子たちもからかいたくなるわよ」
「やだ、そんなに締まりのない顔してる? マネージャーの威厳もなにもあったものじゃないよね」
「いいんじゃない? うちの店、サクラ航空の従業員もよく来るから色々噂も届くし、あの子たちなりに応援してるのよ」
「さっきはからかいたくなるって言ったくせに?」
「まぁ半々ね」
理香はおかしそうに笑ったあと、食事する手を止めて水の入ったグラスを持った。
「なんにせよ、うまくいってよかったね」
「ん、ありがとう」
親身に話を聞いてくれた理香に感謝を伝え、美咲もグラスを持ってカチンと合わせた。