【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!

「ガブリエーレ、だと!?」

「やはり皇帝陛下がここにっ」


ガブリエーレの名前に大きく反応した二人の青年から、今まで感じたことがない恐ろしい圧を感じていた。
ビリビリと空気が震えるような不思議な感覚。自然と鳥肌が経ってしまう。

(ガブリエーレの仲間? だとしても彼らは何をするつもりなのかしら)

島民たちも肌で恐怖を感じているらしい。
子どもたちを後ろに下げて、島の長や男性たちは武器を持ってメイジーを守るよう立ち塞がっている。

(ダダナ……それに島の人たちもわたくしを守ろうとしてくれているんだわ)

メイジーは彼らに仲間だと言われているようで嬉しかった。
一カ月前には容赦なく殺されそうになっていたのが嘘のようだ。

青年たちはこちらを鋭く睨みつけている。
そして青色の長髪の青年が片手を上げると、目の前にある海がグルグルと揺れたような気がした。
あっという間に高い波がメイジーたちの前に。

後ろからは森の木々が伸びて、メイジーや島民たちを囲っているではないか。
ミミたちや島の女性たちは子どもたちを抱きしめて悲鳴をあげている。
島での平和な生活は一転して地獄のような光景が広がっていた。

(いきなり何なの……!? わたくしたちが何をしたっていうのよ!)
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