【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
(相変わらずくだらない……)

父親からの手紙には伴侶のことや女性の名前が載ったリストがあった。
ガブリエーレが皇帝に就任してから半年になるがすべてに飽きた。
親しい国にはガブリエーレが皇帝であることは知っているだろうが、どうでもいい国には知らせていない。

何より皇帝の座を引き継ぎたくはなかったのに先代の皇帝、つまりガブリエーレの父親が母親と明るく楽しい余生を過ごしたいという意味のわからない理由で皇帝の座を退いた。
彼の口癖は『ガブリエーレ、愛はいいぞ! 人生のすべてがひっくり返る』だ。
子どもの頃から毎日、そう言われていたガブリエーレはうんざりしていた。

そしてガブリエーレは生まれた時からすべてを持っていた。
魔法の力の強さがすべてのスリーダイト帝国で、他を寄せ付けないほどの圧倒的な力を持って生まれてきた。

すべてが苦なく手に入る。
強すぎて言葉に言霊がやどり、人に影響を与えてしまうため直接喋ることすらままならない。
そこで脳内に直接語りかける方法を思いつく。

天才、歴代最強、国の宝、神童……ガブリエーレは幼い頃から常にそう呼ばれていた。
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