【完結】島流しされた役立たず王女ですがサバイバルしている間に最強皇帝に溺愛されてました!
彼女の美しさは失われて寝たきりになってしまうと、父親はあっさりと手のひらを返す。
手切れ金として百万ほど杏珠の前に置かれて『お前はもう俺の娘じゃない』と、縁を切るように言われた。
それにら杏珠の心に激しい怒りが込み上げる。
父親と同じ宝石事業に入ったのは彼らへの復讐心からだ。
通信制の高校に通いながらアルバイトでお金を貯めた。
専門学校に通いながら宝石鑑定士の資格を取り、母の看病をしながら就職したのは買取業や宝石バイヤー、自社で研磨職人や加工職人、ジュエリーデザイナーとして幅広い事業を展開する会社で父親の経営するライバル会社だ。
ここで成り上がると決めて、ひたすら会社に情熱をぶつけた。
採掘業者や採掘業者とや鉱山主を繋ぐ仲介業者に関わり、宝石バイヤーとして頭角を現すようになる。
そのうち他のバイヤーのように世界に行ってみたいと思うようになる。
だけど母親を置いてはいけなかった。
(お母さんが元気になったら、色々な場所に連れて行けるように今からいっぱい貯金しないと……!)
そんな気持ちで誤魔化していたものの母親の症状はどんどんと悪化して、病は体まで蝕んでいく。
なるべくそばにいようと仕事を早く切り上げては面会時間ギリギリまで病室にいた。