後悔
取り戻す時間
あれから7年も経って、今やっとケイスケと笑顔で向き合えている。
私がしたことはいけない事には変わりない。
今こうやって笑い会えてるからといって過去は無くならない。
その事を再認識しながらも、やっぱり今は嬉しかった。
ケイスケも嬉しそうにしてくれいる。
2人でまた笑いあって、ベンチを立った。
ケイスケと友達になって、並んでお店まで歩きだす。
少しずつ、また賑やかな通りへ。
「もし、アカリが嫌じゃなかったら、アカリが働いてるサロンまた行ってもいい?」
「え?うちに?」
「うん。オレ、この髪型気に入ったんだよね。
あの子、若いのになんか凄いよな!センスを感じる!
あっ、でも……オーナーやマコトくん?は嫌かな?やっぱ。」
気に入ってくれたんだ。
アツシが頑張っているから、その結果が出た証拠だ。
「そんなことないよ!
気に入って貰えたなんて、絶対アツシ喜ぶし、みんなも喜ぶよ!」
「なら、オレも嬉しいよ!
でも、オレからオーナーに言ってみる。
俺達の状況があんなんだったから、心配だろうし。
なんか、アカリの「兄貴」みたいな感じするし、了解貰った方が行きやすいかも。」
「確かに、そうだよね。
それじゃ、私が改めて紹介するよ。
みんないい人ばかりだよ!
確かにオーナーはみんなの兄貴みたいな感じかも!
ケンジさんって言うんだよ。」
凄く嬉しかった。
戻ったらみんなに報告しよう。
店に近づくにつれ賑やかになる街のネオンみたいに、私の心もどんどん明るくなっていった。
いつの間にかもういつものバーに着いていた。
2人で少し立ち止まり、顔を見合わせた。
どんな顔で入ろうかとかなんて言おうかとか色んなことを思うが、少し気持ちが晴れやかな分、緊張感はまだ軽いものだった。
馴染みの扉の前で、心の中で「よし」と勢いをつけた。
カランカランとベルが響くと、
「アカリ!」
ドアを開けたとたん、突然大きな声で名前を呼ばれた。
「はっ、はい!?」
「やっと!やっと帰ってきたぁ!」
「お前!心配するだろ!」
マコトとヤヨイさんだ。
いつも冷静なマコトまでもでもがすごい勢いだ。
「ご、ごめん。
そんなに…遅かった?」
私達が最初に来店した時間から考えても、多分ケイスケと話してた時間は数十分。
もっと長い時間に感じていた。
「あれ。思ったより時間経ってなかったみたい。」
「あ、ほんとだ。」
「「…………」」
二人の顔をみると、口を二人ともあんぐりさせて私達を見てる。
「……お前…ら…、どういう……?」
「マコト?なしたの?」
珍しいマコトのあまりのどもり具合に少し笑ってしまた。
ヤヨイさんも呆気にとられたような顔をしている。
「なしたって…、そっちの方がなしたの…?
なんでそんな、ほのぼの…?」
「出てった時と雰囲気が違いすぎるだろ!」
私がしたことはいけない事には変わりない。
今こうやって笑い会えてるからといって過去は無くならない。
その事を再認識しながらも、やっぱり今は嬉しかった。
ケイスケも嬉しそうにしてくれいる。
2人でまた笑いあって、ベンチを立った。
ケイスケと友達になって、並んでお店まで歩きだす。
少しずつ、また賑やかな通りへ。
「もし、アカリが嫌じゃなかったら、アカリが働いてるサロンまた行ってもいい?」
「え?うちに?」
「うん。オレ、この髪型気に入ったんだよね。
あの子、若いのになんか凄いよな!センスを感じる!
あっ、でも……オーナーやマコトくん?は嫌かな?やっぱ。」
気に入ってくれたんだ。
アツシが頑張っているから、その結果が出た証拠だ。
「そんなことないよ!
気に入って貰えたなんて、絶対アツシ喜ぶし、みんなも喜ぶよ!」
「なら、オレも嬉しいよ!
でも、オレからオーナーに言ってみる。
俺達の状況があんなんだったから、心配だろうし。
なんか、アカリの「兄貴」みたいな感じするし、了解貰った方が行きやすいかも。」
「確かに、そうだよね。
それじゃ、私が改めて紹介するよ。
みんないい人ばかりだよ!
確かにオーナーはみんなの兄貴みたいな感じかも!
ケンジさんって言うんだよ。」
凄く嬉しかった。
戻ったらみんなに報告しよう。
店に近づくにつれ賑やかになる街のネオンみたいに、私の心もどんどん明るくなっていった。
いつの間にかもういつものバーに着いていた。
2人で少し立ち止まり、顔を見合わせた。
どんな顔で入ろうかとかなんて言おうかとか色んなことを思うが、少し気持ちが晴れやかな分、緊張感はまだ軽いものだった。
馴染みの扉の前で、心の中で「よし」と勢いをつけた。
カランカランとベルが響くと、
「アカリ!」
ドアを開けたとたん、突然大きな声で名前を呼ばれた。
「はっ、はい!?」
「やっと!やっと帰ってきたぁ!」
「お前!心配するだろ!」
マコトとヤヨイさんだ。
いつも冷静なマコトまでもでもがすごい勢いだ。
「ご、ごめん。
そんなに…遅かった?」
私達が最初に来店した時間から考えても、多分ケイスケと話してた時間は数十分。
もっと長い時間に感じていた。
「あれ。思ったより時間経ってなかったみたい。」
「あ、ほんとだ。」
「「…………」」
二人の顔をみると、口を二人ともあんぐりさせて私達を見てる。
「……お前…ら…、どういう……?」
「マコト?なしたの?」
珍しいマコトのあまりのどもり具合に少し笑ってしまた。
ヤヨイさんも呆気にとられたような顔をしている。
「なしたって…、そっちの方がなしたの…?
なんでそんな、ほのぼの…?」
「出てった時と雰囲気が違いすぎるだろ!」