（架空）執事と私

私「薔薇に心なんて無いじゃない」

執事「それを、愛でる喜び、楽しみがあるのが、人間です。

花が咲くときだけが、旬ではないのですよ。

わたくしのモデルとなった、あの執事の方は、いま、まさに実りのある時を迎えていると思います。

咲くことをあきらめなかった花です。

それは努力の結果、咲いた花です。あの美しい、赤い薔薇のように」

私「うん。あの薔薇、きれいだったよね。

あの執事、ううん、あの漫才師の芸人さんだって、優勝したとき、すごかったな……。

ありがとう。ちょっと元気出たよ」