(架空)執事と私
私「ねえ、前田さんは何か欲しいものは無いの?」

執事「欲しいもの、ですか?」

私「もうスーツは買ってあげられないけど、もう、あれは昔のことね……。

私のほうが年下なのに、偉そうに口出しして。あのときのスーツはとても似合っていて、かっこよかったのよね」

執事「恐れ入ります」

私「また、銀座ベルエトワールに行きたいな。行けたらいいね。

あの頃は、庭に梅の木があって、きれいだったね。白とピンクの」
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