口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
「……つぐみが俺の許嫁で、本当によかった」
「私も、そう思います」
肌を重ね合わせた二人は、ベッドの上で身を寄せ合い、幸せに浸る。
「……私を置いて、先にいなくならないでください……」
つぐみがうわ言のように囁いた願いを叶えることは、簡単ではない。
海の中で予想外のことが起きれば、清広は鉄のくじらの中で命を落としてしまうからだ。
それは彼の力だけでは、コントロールできない場合の方が多いだろう。
──つぐみは陸の上で生活している。
だからこそ、船と人生をともにする清広と同じタイミングで命を落とすことなどできない。
──それでも。
その約束さえあれば、清広は潜水艦とともにその命を落とす運命を、簡単には受け入れたりしないはずだ。
「私も、そう思います」
肌を重ね合わせた二人は、ベッドの上で身を寄せ合い、幸せに浸る。
「……私を置いて、先にいなくならないでください……」
つぐみがうわ言のように囁いた願いを叶えることは、簡単ではない。
海の中で予想外のことが起きれば、清広は鉄のくじらの中で命を落としてしまうからだ。
それは彼の力だけでは、コントロールできない場合の方が多いだろう。
──つぐみは陸の上で生活している。
だからこそ、船と人生をともにする清広と同じタイミングで命を落とすことなどできない。
──それでも。
その約束さえあれば、清広は潜水艦とともにその命を落とす運命を、簡単には受け入れたりしないはずだ。