凍った花がとけるとき
そうして、くたりと力が抜け切ったところで、今度は体をひっくり返された。
戸惑う間もなく、背後から腰を引き上げられる。
「持ってて」
今度はクッションを腕で抱えるように置かれ、そこに顔を押し付けた。背後で、海斗さんが服を脱ぐ衣擦れの音が聞こえる。
そして高く上げられたそこに、背後から海斗さんの熱い昂りが当てられた。
にゅるにゅると擦るように往復され、勝手に腰が動くのを止められない。
「紗央里、腰、動いてる…っ」
「や、やあ……!」
「も、入っちゃいそうっ」
「ん……っ!」
ぎゅっと腰を抱え込まれたかと思うと、言葉通りそのまま後ろから海斗さん自身を挿し込まれた。
「はあ……ん……!」
指とは比べ物にならない質量に、くぐもった声が漏れる。
けれどゆっくりと挿入されると、背中が震えるほどの快感が迫ってきた。
「ん……!」
思わず漏れそうな喘ぎ声を、顔をクッションに押し当てて必死に堪える。
背後で海斗さんが「我慢しなくていいのに」とふっと笑った。
それが合図だったかのように、いったん引いた腰を激しく打ちつけられる。
「は、あ、や……ん!」
細切れの声で喘ぎながら、海斗さんの熱を受け止める。体が崩れ落ちそうになるたびに、何度も腰を引き上げられた。
ぎゅっとクッションを抱えて、迫ってくる快感に耐える。
ぱんぱんと肌を打ちつける音が響く。海斗さんが抽送するたび、奥が抉られるようで、ぞくぞくと背筋が震えた。
必死に腕を突っ張って、もっともっと奥へと誘う。
「紗央里、紗央里、気持ちいい……っ」
「ん、んんっ……!」
私も、という言葉はクッションに飲み込まれていった。
海斗さんが腰を打ちつける速度がどんどん速まっていき、それに合わせて自分も絶頂に上り詰めていく。
「は、だめ、い、っちゃう……!!」
ぎゅっとお腹の奥が疼いて、目の前が真っ白になる。と同時に、最奥に海斗さんの欲が放たれたのを感じた。 くたりとクッションを抱えたまま倒れ込む。
汗や涎で、綺麗なボルドーのクッションはぐちょぐちょだった。
「……新品なのに」
「ごめん。でもカバーは洗えるでしょ?」
「そうですけど……」
ぷうっと頬を膨らませると、海斗さんはちゅっとそこに唇で触れてきた。
「紗央里が、クッション見て俺のこと思い出してくれたらいいなあって思って」
「前から思い出してましたし! むしろこれからは、恥ずかしくて見れないかも……」
そういえば、海斗さんは、「へえ」と笑った。
また意地悪な笑み、だ。
慌てて体を起こして逃げようとするけれど、あっという間に押さえつけられた。そのまま両手を頭上でまとめて拘束される。
「じゃあもっと恥ずかしいことしよっか」ときらきらの笑顔で言ってきたので、ああ余計なことは口にするんじゃなかったと思ったのだった。
戸惑う間もなく、背後から腰を引き上げられる。
「持ってて」
今度はクッションを腕で抱えるように置かれ、そこに顔を押し付けた。背後で、海斗さんが服を脱ぐ衣擦れの音が聞こえる。
そして高く上げられたそこに、背後から海斗さんの熱い昂りが当てられた。
にゅるにゅると擦るように往復され、勝手に腰が動くのを止められない。
「紗央里、腰、動いてる…っ」
「や、やあ……!」
「も、入っちゃいそうっ」
「ん……っ!」
ぎゅっと腰を抱え込まれたかと思うと、言葉通りそのまま後ろから海斗さん自身を挿し込まれた。
「はあ……ん……!」
指とは比べ物にならない質量に、くぐもった声が漏れる。
けれどゆっくりと挿入されると、背中が震えるほどの快感が迫ってきた。
「ん……!」
思わず漏れそうな喘ぎ声を、顔をクッションに押し当てて必死に堪える。
背後で海斗さんが「我慢しなくていいのに」とふっと笑った。
それが合図だったかのように、いったん引いた腰を激しく打ちつけられる。
「は、あ、や……ん!」
細切れの声で喘ぎながら、海斗さんの熱を受け止める。体が崩れ落ちそうになるたびに、何度も腰を引き上げられた。
ぎゅっとクッションを抱えて、迫ってくる快感に耐える。
ぱんぱんと肌を打ちつける音が響く。海斗さんが抽送するたび、奥が抉られるようで、ぞくぞくと背筋が震えた。
必死に腕を突っ張って、もっともっと奥へと誘う。
「紗央里、紗央里、気持ちいい……っ」
「ん、んんっ……!」
私も、という言葉はクッションに飲み込まれていった。
海斗さんが腰を打ちつける速度がどんどん速まっていき、それに合わせて自分も絶頂に上り詰めていく。
「は、だめ、い、っちゃう……!!」
ぎゅっとお腹の奥が疼いて、目の前が真っ白になる。と同時に、最奥に海斗さんの欲が放たれたのを感じた。 くたりとクッションを抱えたまま倒れ込む。
汗や涎で、綺麗なボルドーのクッションはぐちょぐちょだった。
「……新品なのに」
「ごめん。でもカバーは洗えるでしょ?」
「そうですけど……」
ぷうっと頬を膨らませると、海斗さんはちゅっとそこに唇で触れてきた。
「紗央里が、クッション見て俺のこと思い出してくれたらいいなあって思って」
「前から思い出してましたし! むしろこれからは、恥ずかしくて見れないかも……」
そういえば、海斗さんは、「へえ」と笑った。
また意地悪な笑み、だ。
慌てて体を起こして逃げようとするけれど、あっという間に押さえつけられた。そのまま両手を頭上でまとめて拘束される。
「じゃあもっと恥ずかしいことしよっか」ときらきらの笑顔で言ってきたので、ああ余計なことは口にするんじゃなかったと思ったのだった。


