イケメン転校生は総長さま

死花

あたし達は、死花の事を調べている
あ……ちなみに、

 あたしは世 界一のハッキンガーだ
そして
 稲荷が世界二のハッキンガーだ

るいとやあみなも全国のヤツらと比べてハッキングはできる

世界ランキングにも入っているしな

あ……そろそろ会議の時間だ
あたしは、総長室から出てその隣にある集合室に向かった

ガチャ...
ドアを開けるとるいとも稲荷もあみなも集まっていた

かんな「またせたな」
るいと「いや、まだ時間にはなってないよ」
ニッコリと笑いながらそういった

ほんとに、るいとの笑顔には安心するな

そんな事を思いながら、総長席に座る
かんな「じゃあ、会議を始める」
かんな「死花なことを教えてくれ」




……バンッ
大きな音を上げてドアを開けたのは、下っ端をまとめる中京(ちゅうき)だった


るいと「今は会議中だぞ」
中京「会議中申し訳ありませんっ!しかし、大変なことが起こりまして」

大変なこと?会議中に言うほどの...?

かんな「何があった?」
中京「それが」
中京は、顔を青くしながら言った
中京「神鳳の下っ端がやられました」
……は?下っ端って言っても神鳳の下っ端は、全国の幹部や総長かそれ以上の強さはある
そいつらが、やられた..?

心配と怒りにかんなの纏う殺気がどんどん黒くなっていく

中京「...ッヒッ」
るいと「か、かんな、落ち着いて」

かんな「あぁ、冷静にならないとな...それでその下っ端は無事なの?」
中京「病院に運ばれました」

病院に運ばれるほどの大怪我か...
かんな「やった族はわかるか?」
中京「いえ、やられたやつに聞けば分かるかと」

かんな「わかった」

かんな「幹部組とあたしはその病院に行ってくる」
かんな「あとはよろしく」



中京「はい!」




……ここか
あたし達はやられた下っ端が運ばれたという病院に来た
...てか、那仁(なひと)さんの病院だったのか
那仁さんは、いつもあたし...神鳳が使わせてもらっている病院の院長だ

那仁さんの息子である神楽(かくら)のことも知っているから

まぁ、顔なじみかな...
あ...ちなみに、神楽は世界2の族の総長をしている
まぁ、あたしにはまだまだ及ばないけどね

那仁「かんなちゃん、来たんだねこっちだよ」

かんな「はい、ありがとうございます」





……ガラガラ
かんな「大丈夫か?」
下っ端A「そ、総長!?だ、大丈夫です」

るいと「それはよかったよ」
ここは、個室のようなので族のキーワードを多少言っても大丈夫だろう

かんな「誰にやられたかわかるか?」
下っ端A「く、暗かったのでよく分かりませんが、死花と名乗っていました」

……死花...?
るいと達も絶句している
どういうことだ...全国でランクが上がっていっているくらいの力しかない族が世界の族
 それも、世界一の族に手を出しただと?

かんな「絶対に潰すぞ(殺気 )」

るいと「そうだね」
そういう、るいと達の顔も、険しく怒りに溢れていた

あみな「あれ〜?下っ端でも神鳳の奴なんだよ?ぽっとでの死花なんかに負けるかな?」

こ、こわ、あみなってるいとの双子の妹だけあって、怒ると怖いんだよね
 下っ端の子なんて青ざめてるじゃん

るいと「たしかに、敵は何人だったの?」

下っ端A「10人くらいで、一般人に金をたかっていたので、止めようとして一般人を守りながら戦っていました」

かんな「そういう事ね、よく頑張ったな」

かんな「総長として感謝する」
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