あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜


そんな彼の性格の悪さは置いておいても言っている事だけは事実で、たかが数ミリ程度のそれがあるだけでこれほどまでに違うとは想像もしていなかった。


「ひっ、あ、あ…っんぅ…ッ」


連続での絶頂のせいか、2度目は心の準備をする間もなく上がってきた強すぎる波に恐怖が勝り、咄嗟に口元を腕で覆った。

視界が白くなり、酸素を取り込むことしか考えられなくなった頭に悪魔のような囁きが響き渡る。


「あー…もう、塞ぐなって言ったのに」


緩んだ口に指が突っ込まれ、舌を絡め取られる。
しゃぶってて、と卑猥な言葉を吐かれたのにも関わらず鈍くなった思考は素直に言葉を受け取り、言われた通りにして水音を立てる。


「ねえ、白雪」


いつの間にか呼び捨てになっていた名前に反応し、視線だけを寄越す。


「これからもこうやって、時々会ってくれる?」

「……」


舌を引っ張り出しておいて何を言ってるんだ。返事なんて聞く気はさらさらなくて、決定事項とでも言うつもりか。

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