桜の木の下で。
俺は校門をよじ登り、学校に侵入した。

バレたらやばいなぁ。

まぁ今は、そんなことは二の次。

俺は桜の木の下を掘り、缶箱を入れようとした。

もしかしたら、桜の木の下に咲良が来て、読むかもしれない。

そんなドラマみたいなことを考えて。

缶箱を土のなかに埋め、俺は家に帰った。

この時、モヤモヤがなくなっていた。

なんでだろう。

もしかしたら、自己満足かもしれない。
 

< 15 / 57 >

この作品をシェア

pagetop