この恋、温め直しますか? ~鉄仮面ドクターの愛は不器用で重い~
正社員を目指してあんなにがんばっていたのだから諦めてほしくはない。
けれど、彼女の思いつめすぎてしまう真面目な性格を考えるとほかにも目標があるのはいいことのような気がした。
いい具合に肩の力が抜けて、仕事にもプラスの影響を与えるかもしれない。
思い返してみれば、ここ最近の彼女はファッションやメイクもなんだか垢抜けてキラキラしている。
今日も以前の彼女なら着ることはなさそうだったビビットカラーのスプリングニットに身を包んでいる。
(もしかして恋人でもできたのかな?)
聞いてみたい気もしたが、そこまで詮索する権利は自分にはない。彼女が生き生きと日々を送れているのならなによりだ。
「そっか、仕事も新しい夢も叶うといいね」
「はい」
食後の紅茶とサービスのプチデザートを楽しんでいると、ふいに彩芽が小首をかしげて尋ねてきた。
「そういえば速水さんの恋人ってどんな人なんですか?」
「あっ、え~とね」
これまでの環だったら断言はせずに曖昧にごまかしていた場面だ。
でも見栄を張らず自分をさらけ出す勇気を持とうと決めたから、正直に打ち明ける。
「恋人はいないんだ。好きな人は……最近できたんだけどね」
けれど、彼女の思いつめすぎてしまう真面目な性格を考えるとほかにも目標があるのはいいことのような気がした。
いい具合に肩の力が抜けて、仕事にもプラスの影響を与えるかもしれない。
思い返してみれば、ここ最近の彼女はファッションやメイクもなんだか垢抜けてキラキラしている。
今日も以前の彼女なら着ることはなさそうだったビビットカラーのスプリングニットに身を包んでいる。
(もしかして恋人でもできたのかな?)
聞いてみたい気もしたが、そこまで詮索する権利は自分にはない。彼女が生き生きと日々を送れているのならなによりだ。
「そっか、仕事も新しい夢も叶うといいね」
「はい」
食後の紅茶とサービスのプチデザートを楽しんでいると、ふいに彩芽が小首をかしげて尋ねてきた。
「そういえば速水さんの恋人ってどんな人なんですか?」
「あっ、え~とね」
これまでの環だったら断言はせずに曖昧にごまかしていた場面だ。
でも見栄を張らず自分をさらけ出す勇気を持とうと決めたから、正直に打ち明ける。
「恋人はいないんだ。好きな人は……最近できたんだけどね」