この恋、温め直しますか? ~鉄仮面ドクターの愛は不器用で重い~
不安とイラ立ちがつのって爆発してしまったのだ。
「それは違う!」
高史郎が彼にしては珍しく語気を強めた。
その行動に自分でも驚いたのか、コホンと咳払いをして場を仕切り直す。
彼はまっすぐな眼差しを環に注ぐ。
「君にがっかりなど断じてしていない。それは信じてほしい」
「――はい」
「長いこと連絡できなかったのは申し訳なかったと思っている。祖父は急死に近い状況だったから、諸々の手続きなども大変で……なにより俺自身の気持ちの整理も」
(え、おじいさんの急死?)
環は弾かれたように顔をあげる。
「おじいさんがお亡くなりになったのは、あのときだったんですか?」
やっぱり。そう言いたげな表情で彼は軽く首をすくめた。
「先ほど祖父の話をしたときの君の反応……もしかしたらとは思ったんだが、やはりきちんと伝わっていなかったんだな」
あの夜、彼にかかってきた電話は祖父が倒れたという知らせだったらしい。
「嘘……」
環には彼のその説明を聞いた覚えがまったくない。
高史郎を拒んでしまったこと、それをどう挽回すればいいのか、そればかり考えていたせいだろう。
「ご、ごめんなさい。私……」
「それは違う!」
高史郎が彼にしては珍しく語気を強めた。
その行動に自分でも驚いたのか、コホンと咳払いをして場を仕切り直す。
彼はまっすぐな眼差しを環に注ぐ。
「君にがっかりなど断じてしていない。それは信じてほしい」
「――はい」
「長いこと連絡できなかったのは申し訳なかったと思っている。祖父は急死に近い状況だったから、諸々の手続きなども大変で……なにより俺自身の気持ちの整理も」
(え、おじいさんの急死?)
環は弾かれたように顔をあげる。
「おじいさんがお亡くなりになったのは、あのときだったんですか?」
やっぱり。そう言いたげな表情で彼は軽く首をすくめた。
「先ほど祖父の話をしたときの君の反応……もしかしたらとは思ったんだが、やはりきちんと伝わっていなかったんだな」
あの夜、彼にかかってきた電話は祖父が倒れたという知らせだったらしい。
「嘘……」
環には彼のその説明を聞いた覚えがまったくない。
高史郎を拒んでしまったこと、それをどう挽回すればいいのか、そればかり考えていたせいだろう。
「ご、ごめんなさい。私……」