この恋、温め直しますか? ~鉄仮面ドクターの愛は不器用で重い~
「あれは全面的に俺が悪い。君の気持ちを無視して突っ走ってしまったから。若さを理由にはできないが未熟だった」
「ち、違うんです。気持ちとしては私だってすごくしたかったんです!」
しん……と一瞬の静寂が落ちる。
ハッと我に返った環は襲いくる羞恥心に身悶えた。
触れなくても頬が尋常じゃないくらいに熱くなっているのがわかる。
「いや、これはその……ごめんなさい、なにを言ってるんだろう私」
しどろもどろな声は消え入りそうに細くなっていく。
(でも、あのとき要くんに抱かれたいと思った気持ちは嘘じゃない)
あの頃の気持ちが少しは伝わったのかもしれない。
高史郎はとても優しくほほ笑んだ。
宝箱にしまって永遠にそばに置いておきたいと願ってしまうほどに素敵な笑顔だった。
「今の言葉が聞けてよかった。俺の気持ちは一方通行だったわけではないんだな」
ふたりを包む空気がホッとほどけて、柔らかくなる。
ちょうどそのタイミングで揚げ立ての海老の天ぷらが運ばれてきた。
「冷めるともったいないし食べようか」
「はい!」
そのあとはもう、過去の話はしなかった。
おいしい食事を楽しみながら今のふたりの話をした。
「ち、違うんです。気持ちとしては私だってすごくしたかったんです!」
しん……と一瞬の静寂が落ちる。
ハッと我に返った環は襲いくる羞恥心に身悶えた。
触れなくても頬が尋常じゃないくらいに熱くなっているのがわかる。
「いや、これはその……ごめんなさい、なにを言ってるんだろう私」
しどろもどろな声は消え入りそうに細くなっていく。
(でも、あのとき要くんに抱かれたいと思った気持ちは嘘じゃない)
あの頃の気持ちが少しは伝わったのかもしれない。
高史郎はとても優しくほほ笑んだ。
宝箱にしまって永遠にそばに置いておきたいと願ってしまうほどに素敵な笑顔だった。
「今の言葉が聞けてよかった。俺の気持ちは一方通行だったわけではないんだな」
ふたりを包む空気がホッとほどけて、柔らかくなる。
ちょうどそのタイミングで揚げ立ての海老の天ぷらが運ばれてきた。
「冷めるともったいないし食べようか」
「はい!」
そのあとはもう、過去の話はしなかった。
おいしい食事を楽しみながら今のふたりの話をした。