先生との秘密

先生との日々

気持ちを伝えてからというもの
私はずっと先生に対して悩んでたことも
家庭事情も先生に相談できていた。

先生のおかげで学校に行けた日もあった
もちろん友達のおかげでもあった
周りに支えられていたのに気づけなかった

先生はたくさん話を聞いてくれた
なのに辛い日々を過ごしていた私は
先生を避けてしまう日が多かった

先生が受けもっているサッカー部を
他の先生に任せてまで
2人の時間を作ってくれた

「やっと見つけた〜ずっと探してた」
「俺の事避けてる？」って先生は聞いてきたよね
14歳の強がりはバレバレだったんだね

私も部活があったけどたくさん
2人で話す時間をくれた
顧問の先生に頭下げてまで
「乃愛借りていいですか？？」と
顧問の先生は私の意見を尊重してくれた
「いいよ」と
そうして先生は明るく
「すみませんありがとうございます！」とだけ言った

深刻な話から雑談まで
なかなか部活に行かない先生を
心の中で嬉しくも思った

先生と夕日をみながら話した
特別な時間じゃんって
こんな幸せなこともうないかもって

先生は笑いながら
「相変わらず大袈裟だな笑」って笑ってたっけ

深刻な話の時に
「俺は乃愛の味方だよ」
「乃愛はいつも頑張ってるんだから無理すんな」
「泣きたい時は泣いていいんだぞ」
「俺いつも乃愛を泣かせてばっかりだな」
「ごめんな」とたくさん言葉をくれたよね

頭ポンポンまでしてくれて
夢みたいだったなあ
時間が止まればいいのにと何度も思った