心の扉

コンコンコン……



私は…又 胸の扉をノックします。


中からは、無数の嘘つきの

声がします。


「待って!待って!順番に話を聞くから〜」


私は、扉に向かって、叫び

ました…。


「………」



静かになる室内……


すると…


中から…1人だけ……


「あの〜」


と…呼びかける、声がします。


「貴方は、誰ですか?」


「私は、高校生の頃の貴方です。」


中から…大きな声がしました。


中には、きっと高校生の頃

の私は、もっといっぱい居

るのでしょうけど…


きっと…


貴方は…


大好きだった友達の彼氏を

好きになってしまった私ですね?


隠れて…2人で会い…


彼女の前では、笑い続けた

彼は言った…


「もう…全部打ち明けよう」


……………と………


私は…首を横に振る…


「それで、あの娘が傷つい
てしまうのなら…別に、
貴方の事そんなに好きじゃ
ないし…別れよう…」


って…そう言って笑ったの


……………ねぇ……



あの時、貴方は泣いていましたか?



本当は……好きでしたか?



………………彼の事?
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