過保護なお兄ちゃんたち
真「お、来たね。偉いじゃん。」


真兄が座っている椅子の正面の椅子に座り、真兄と向かい合うような形になる。


真「じゃあ、胸からね。手だけ入れさせて。」


ヒヤッとした物が肌に触れてゾクゾクする。真兄はすでに真剣な眼差しだ。


真「大きく深呼吸お願いしまーす。」


「…はーい、…スーハースーハー…」


真兄の誘導通り大きく深呼吸を繰り返す。


「長い…」


1つの場所に聴診器を当てる時間が長すぎる…。もっとパパッと簡単に出来ないの!?


真「そんな長いか?結の場合、慎重に胸の音聴かないといけないからな!次背中ね〜。」
< 4 / 67 >

この作品をシェア

pagetop