キミの隣に座っていたい

「何しに来た?」

こっちも怒った口調で言った。

「今日のこと怒ってんですか?」

当たり前だろ?変な噂流されたんだから…

「当たり前だ!」

「なら、謝ります。でも!あたし佐原先生が…」

「水瀬先生!もう、涼ちゃんに近づかないでください!」

絢が俺の後ろから出て来て叫んだ。

「佐原さんいたの?」

「絢、先に部屋に入っとけ」

絢にそう言ったが…

「嫌!」

おい!?

「佐原さん?佐原先生が取られるところ見たいの?」

くっと口の端をあげた。

「涼ちゃんは!絶対あなたとなんかと付き合いません!!」


絢と水瀬が言い争いをし始めた。


「2人とも止めろ!!」

俺がそう叫ぶとピタリと言い争いを止めた。

「水瀬!俺はしつこい女が嫌いだ。それにお前と付き合う気なんてさらさらない!もう止めてくれないか?俺を追いかけまわすこと…」

「でも…」

「何言ってもだめだ。」






マンションに入ろうとした時…




「佐原先生の秘密と佐原さんの秘密、ここでばらしますよ!」




水瀬が勝ち誇った口調で言った。








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