キミの隣に座っていたい

「水瀬!いい加減にしろ!」

「佐原さんと従兄妹ではないことが佐原先生の秘密。それから…佐原さんは「言わないで!!」」

「絢!もう部屋に入るぞ!」

絢を抱き抱えるようにマンションに入ろうとした

「佐原さん、あなたのことが好きなんですよ!佐原先生!」

水瀬の声がはっきりと聞こえた。


絢が俺のことを?




部屋に入ると絢は俺に抱きついてきた。

「絢?」

「あたしと涼ちゃん従兄妹同士だよね?」

「…絢、大丈夫だよ…」

「きちんと答えて…」

涙声だ…

「…」

「言わないってことは…本当なの?」

そう言うと、絢は俺から離れた。






「絢…水瀬が言ってたこと…」

「本当だよ…



あたし、小さいころから涼ちゃんのことが好き…」


「絢…俺は…」

俺にとって絢は…


「ごめんなさい…急にこんなこと従兄妹から言われても困るよね?忘れて…」

「絢!」

「今日マナちゃんの家に泊まるね?」

そう言うと、絢は自分の部屋に入り、荷物を持って出て行った。




俺は止めることも、追いかけることもできなかった…






.
< 39 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop