キミの隣に座っていたい
4.大切な人、愛しい人

自覚


一時間も経たない内にりんと竜也が俺の部屋に来た。


「涼!!どう言うこと!?」

りんが俺の胸ぐらを掴んで揺らす。

「おい!りんちゃん止めろよ!」

竜也がりんを止めに入った。



「仕方ないだろ!?」



俺がそう叫んだ。

「俺は…」

「涼!俺たちに隠し事があるだろ?言ってみろよ!」

竜也がまじめな口調で言う。

「あんたと絢が従兄妹じゃないってどう言うことよ!」

俺を攻める口調で言うりん。


俺はソファに腰掛けた。






「戸籍上では、従兄妹の位置に俺はいる。でも、血のつながりでは従兄妹じゃない。」



俺は静かにそう一言言うと、りんたちは驚いた。








.
< 40 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop