キミの隣に座っていたい

幼き自分

俺が生まれるころの話

りんとマナちゃんの両親(総太郎さん,幸子さん)と絢の伯父伯母で俺の育ての親(清志さん,香織さん)、それから俺の生みの親(京介さん,渚さん)は大学の同級生だった。







大学を卒業後、三組はそれぞれ結婚した。そして、総太郎さんと幸子さん、京介さんと渚さんの間には子供ができた。

だが、もともと体が弱い渚さんは俺を生んでしばらく経った時、亡くなった。







2通の手紙を残して…






1通目は俺の父である京介さん宛

もう1通は清志さんと香織さん、総太郎さんと幸子さん宛だった。







父宛の手紙はなくなったらしく、手紙の内容は誰もわからない。もう一通は、幸子さんと総太郎さんが持っている。

俺も一度読ませてもらった。









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