ヤクザとお嬢と時々姫と
凛は学校から帰ってきた。
「学校ダルッ!つかアンタの取り巻き女子がめんどくさいわぁ。」
机にダランと崩れ落ちる凛。
「すみません、以後気をつけるよう言っときます。」
「で、あと、アンタの後輩で、大阪から来た、社 大我って、…社 組のもんなんじゃろ?」
凛は気づいていた。
彩虎はネクタイをゆるめながら、
「…えぇ、よく分かりましたね。」
と言った。
「アホ、そんな、名前で、大阪ゆーたら滅多に無いやろ。」
「ふーん…。」
「アイツ美月にベッタリ引っ付きやがって…!」
「美月…?」
「あぁ、アンタ知らんの?1年の霧島 美月、アタシの妹よ。こっちの世界とは無縁の子。」
「へぇ。こっちの世界とは違う世界…見てみたいなぁ。」
「アンタ…!美月に何かしたら、アタシが許さないからね!アタシがこっちにいる限りアンタを地の果てでも追いかけるからな!」
彩虎はネクタイの紐を凛の両手に巻いた。
身動き取れない、凛、
手を上に挙げられ、彩虎の片手は凛の胸の谷間が見える様にした。
「へぇ、何もわめかないんだ。」
「……アンタ何かに負けない、アタシも美月も。」
「アンタが何しよーと美月はアンタにはなびかない。」
「どーだろね?」
「君、今も何も出来てないじゃないか、身動きだって取れてないじゃないか。」
「…ふっワザとそうしてるって言ったら?」
「?」
「∑アタシの身体1つくらい、アンタにあげるっつってんだよっ!!」
「美月に何かしないよーに、アタシがアンタを惚れさせてやるよっ!」