鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
悠生さん以外との距離も詰められるようにはなったが、肩が触れ合うほどの距離まで許せるのは彼だけだ。ほかは広げた腕が当たるくらいまでの距離が限界である。
そして悠生さんだけなら、自分から触れるようになった。
彼に触れられると、これまで感じたことのない緊張感が走るため、あくまで私からだけなのがもどかしい。
ときどき自分の変化をたしかめたくて彼の手を握らせてもらっているが、そんなふうに付き合ってもらっているのに、まだ怖がってしまうのが申し訳なかった。
改善した、と思ってからその先はまた停滞してしまい、今のままではだめなのかもしれないと考えるようになった。
そして悠生さんだけなら、自分から触れるようになった。
彼に触れられると、これまで感じたことのない緊張感が走るため、あくまで私からだけなのがもどかしい。
ときどき自分の変化をたしかめたくて彼の手を握らせてもらっているが、そんなふうに付き合ってもらっているのに、まだ怖がってしまうのが申し訳なかった。
改善した、と思ってからその先はまた停滞してしまい、今のままではだめなのかもしれないと考えるようになった。