鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
他人を貶めるような真似をしなくても、きっと優秀な人だったはずだ。まっとうにやっていれば、いくつも成果を出していただろうと思うと切ない。
「それ、使うの?」
康生さんに尋ねられ、悠生さんが首を縦に振る。
「しかるべきところにこの報告書は提出させてもらう。……彼女は人の命を預かる仕事に就くべきじゃない」
人を救う現場で会ったからこそ、亜香里さんにはまだ可能性があると思ったけれど、私自身も医療現場にいた人間だから悠生さんの気持ちも理解できてしまう。
康生さんは悠生さんの言葉を聞いて、納得したようにうなずいた。
「力になれることがあったら言って」
「ああ、頼む」
「それ、使うの?」
康生さんに尋ねられ、悠生さんが首を縦に振る。
「しかるべきところにこの報告書は提出させてもらう。……彼女は人の命を預かる仕事に就くべきじゃない」
人を救う現場で会ったからこそ、亜香里さんにはまだ可能性があると思ったけれど、私自身も医療現場にいた人間だから悠生さんの気持ちも理解できてしまう。
康生さんは悠生さんの言葉を聞いて、納得したようにうなずいた。
「力になれることがあったら言って」
「ああ、頼む」