鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
書類を封筒に戻し、悠生さんに返した。
受け取った悠生さんが、封筒を手にしたまま両親に目を向ける。
「これを見て、なにか言うことはあるか?」
「……見る目がなかった、というのはよくわかったわ」
「そうか。亜香里のことで釘を刺しにきたつもりだったが、もう必要なさそうだな。これからは俺の知らないところで、勝手に跡継ぎだの結婚だのと話を進めないでくれ」
「心配しなくても、もうそのつもりはありません」
悠生さんは、母親がきっぱり言い切ったのを見て驚いたようだった。訝しげに眉根を寄せ、探るように母親と父親を見比べている。
受け取った悠生さんが、封筒を手にしたまま両親に目を向ける。
「これを見て、なにか言うことはあるか?」
「……見る目がなかった、というのはよくわかったわ」
「そうか。亜香里のことで釘を刺しにきたつもりだったが、もう必要なさそうだな。これからは俺の知らないところで、勝手に跡継ぎだの結婚だのと話を進めないでくれ」
「心配しなくても、もうそのつもりはありません」
悠生さんは、母親がきっぱり言い切ったのを見て驚いたようだった。訝しげに眉根を寄せ、探るように母親と父親を見比べている。