鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
彼がドアをノックするのを見て、手を強く握りしめる。自分がひどく緊張しているのがわかった。初めて医療現場に出向いた時と同じくらいに。
「入るぞ。妻を連れてきた」
そう言って悠生さんがドアを開けると、中にはふたりの男女がテーブルの向こう側に座っていた。
ふたりとも厳しい表情をしている。悠生さんの両親だろうという予測はついたけれど、どちらも彼とはあまり似ていないように見えた。
悠生さんの母は白いブラウスに黒いスカートを合わせた姿で、微笑みを浮かべることもなく私を見つめていた。その目には明らかに疑いと敵意が映っている。
「入るぞ。妻を連れてきた」
そう言って悠生さんがドアを開けると、中にはふたりの男女がテーブルの向こう側に座っていた。
ふたりとも厳しい表情をしている。悠生さんの両親だろうという予測はついたけれど、どちらも彼とはあまり似ていないように見えた。
悠生さんの母は白いブラウスに黒いスカートを合わせた姿で、微笑みを浮かべることもなく私を見つめていた。その目には明らかに疑いと敵意が映っている。