鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
悠生さんが話そうとしたのを遮り、彼の母が私に向かって声をかける。氷の刃を突きつけられたかと錯覚するほど鋭く、温度のない声だ。
悠生さんは顔をしかめると、私を両親と向かい合う席へ案内する。
彼の両親は、息子に対してもこんなふうに話しかけるのだろうかと少し思ってしまった。
「はい。理解しているつもりです。この国の責任ある職に就いて、誰かのために戦う彼を支えたいと――」
「支えるというのは、具体的にどういう意味ですか?」
これでは顔合わせというよりも面接だ。迂闊なことを言えば、すぐに追及される。
悠生さんは顔をしかめると、私を両親と向かい合う席へ案内する。
彼の両親は、息子に対してもこんなふうに話しかけるのだろうかと少し思ってしまった。
「はい。理解しているつもりです。この国の責任ある職に就いて、誰かのために戦う彼を支えたいと――」
「支えるというのは、具体的にどういう意味ですか?」
これでは顔合わせというよりも面接だ。迂闊なことを言えば、すぐに追及される。