鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
 大きな窓からはやわらかい日差しが差し込み、店内の雰囲気を明るいものにしている。

 私は悠生さんと向かい合ってテーブルに座り、胸の高鳴りを覚えながらメニューに視線を落とした。

 男性客は多いが、関わるわけではないならそれほど問題はない。

 自分に対してなんらかの行動を起こしてくる相手がだめ、というのは、そもそもトラウマの原因となった行為のせいなのだろう。欲にまみれたギラついた目を思い出すと今でも恐ろしい。

「これがおすすめらしい」

 悠生さんがメニューの端にあるチーズケーキを指で示す。

「あ、私もSNSで見ました。チーズケーキが好きなら絶対食べるべきだって」

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