きみの本気は分かりづらい
「……こんなもんかな」

「お疲れ様」

「むくちゃんもお疲れ」



4人を布団に寝かせ
散らかっていた部屋を片付けた後

一仕事を終えた私とゆう兄は
ふぅっと息をついて、お互いにねぎらい合う



「俺達もそろそろ休もうか」

「うん」

「むくちゃん。俺の部屋で寝る?」

「え?」

「うちの母さんと父さんが
スペース占領しちゃったから、狭いでしょ?」



襖で仕切られた室内では

お母さんとゆうママ

お父さんとゆうパパ

それぞれ、男女に別れて眠っている



「…」



荷物とかもあるから、確かに狭いけど…
眠る場所が確保できないわけじゃない


けど


ゆう兄一家が使うはずだった部屋が
空いてるんだから、そっちで休んだ方が賢明だ



……でも、ゆう兄と一緒の部屋は、さすがに…




「嫌なら俺ひとりで戻るけど、どうする?」

「…」



ゆう兄は善意で言ってくれてる




悩んだ末に、私は―……
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