きみの本気は分かりづらい
「むくちゃん」
「っ」
布団を引っ張り
私をその中から引きずり出そうとする
そんな、ゆう兄に
真っ赤になってる顔を見られまいと
私は必死に抵抗する
けど
非力な私の抵抗は、ほんの数秒で終わる
「「……」」
ゆう兄と視線がぶつかる
私から、ふとんを剥ぎ取ったゆう兄は
その中で、全身ゆでダコ状態だった私を
見おろして、目を見張った
「……むくちゃん」
「…」
「お願い。もう一回」
「…」
恥ずかしくて
顔を直視できず、目を逸らす私
そのまま、シーツに顔を埋めようとしたけど
でも、ゆう兄は
それを許してくれなかった
「!」
少しだけ、強引に私の顔を持ち上げて
自分の方へ向かせると
「お願い。むく」
真剣な眼差しで、私に懇願する
「~~~っ」
あまり見ない、その表情に
普段聞かない、低くて甘い、その声に
どくんどくん、と
私の鼓動は激しく高鳴る
「っ」
布団を引っ張り
私をその中から引きずり出そうとする
そんな、ゆう兄に
真っ赤になってる顔を見られまいと
私は必死に抵抗する
けど
非力な私の抵抗は、ほんの数秒で終わる
「「……」」
ゆう兄と視線がぶつかる
私から、ふとんを剥ぎ取ったゆう兄は
その中で、全身ゆでダコ状態だった私を
見おろして、目を見張った
「……むくちゃん」
「…」
「お願い。もう一回」
「…」
恥ずかしくて
顔を直視できず、目を逸らす私
そのまま、シーツに顔を埋めようとしたけど
でも、ゆう兄は
それを許してくれなかった
「!」
少しだけ、強引に私の顔を持ち上げて
自分の方へ向かせると
「お願い。むく」
真剣な眼差しで、私に懇願する
「~~~っ」
あまり見ない、その表情に
普段聞かない、低くて甘い、その声に
どくんどくん、と
私の鼓動は激しく高鳴る