きみの本気は分かりづらい
……
「………き」
「聞こえない」
「…………………すき」
「誰が?」
「……………………ゆう兄が、…………すき」
消え入りそうな声で
なんとか、言葉を絞り出した瞬間だった
「…」
唇に触れた熱に、私は目を見開いた
「…」
すぐに唇は離れて
ゆう兄は
まるで、何かを咀嚼(そしゃく)するように
固まる私を、無言で、じっと見つめた後
再び、私の唇を塞いだ
……。
触れては離れて、を繰り返し
「!」
やがて、我に返った私は
慌てて、近づいてきたゆう兄の顔を
両手で押さえ、ガードした
でも、ゆう兄はそんな私の抵抗を
ものともせず
軽々と、私の両手を拘束して
また、唇にキスを落とす
「っ…や…、ゆ、にい…っ」
「…」
「……んむ…っ、ん」
抑えていた熱情を、訴えるかのような
容赦のない口づけ
経験のない私は、どう対処していいか分からず
されるがまま
「ん…っ」
繰り返される口づけ
その間、ゆう兄の視線は、私から離れない
………その目、やだ
じっと、私の瞳を見つめる
ゆう兄のそれは、自分の熱を、欲を、想いを
隠すことなく訴えてくる
真正面から、ぶつけられ
身体も心も、激しく揺さぶられて
………どうにかなってしまいそうになる
「………き」
「聞こえない」
「…………………すき」
「誰が?」
「……………………ゆう兄が、…………すき」
消え入りそうな声で
なんとか、言葉を絞り出した瞬間だった
「…」
唇に触れた熱に、私は目を見開いた
「…」
すぐに唇は離れて
ゆう兄は
まるで、何かを咀嚼(そしゃく)するように
固まる私を、無言で、じっと見つめた後
再び、私の唇を塞いだ
……。
触れては離れて、を繰り返し
「!」
やがて、我に返った私は
慌てて、近づいてきたゆう兄の顔を
両手で押さえ、ガードした
でも、ゆう兄はそんな私の抵抗を
ものともせず
軽々と、私の両手を拘束して
また、唇にキスを落とす
「っ…や…、ゆ、にい…っ」
「…」
「……んむ…っ、ん」
抑えていた熱情を、訴えるかのような
容赦のない口づけ
経験のない私は、どう対処していいか分からず
されるがまま
「ん…っ」
繰り返される口づけ
その間、ゆう兄の視線は、私から離れない
………その目、やだ
じっと、私の瞳を見つめる
ゆう兄のそれは、自分の熱を、欲を、想いを
隠すことなく訴えてくる
真正面から、ぶつけられ
身体も心も、激しく揺さぶられて
………どうにかなってしまいそうになる