憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
龍志に振り向いてもらおうと必死な彼女にイラッとしている自分に気づいた。
このあいだから、そうだ。
なぜか、苛々する。
でもこれは、憧れの上司に取り入ろうとする彼女が気に入らないだけ、なのだ。
だからそんな変な心配なんてしなくていい。
……変な心配って、私はなにを心配しているんだろう?

ちなみにCOCOKAさんがくれたのは、足に貼るタイプの休息シートだった。
こういうの、ほんとに助かる。
でも私だけ特別って、もしかして懐かれたんだろうか。
いや、そんなはずは……ないよ、ね?

引き続き仕事をこなしていたら、龍志から連絡が入った。

【今日、直帰になった。
それでCOCOKAさんと食事に行くことになったけど、七星も来るだろ】

直帰に変更はわかるが、どうしてCOCOKAさんと食事に?
今日は明日、休みだから食事してふたりとも気になっていた映画を観に行こうと話していた。
なのになんでCOCOKAさんと食事に?
あれから彼女が無理矢理、約束を取り付けたんだろうか。

【おふたりで行ってきてください。
私は仕事が終わらないので】

メッセージを打ち込みながら、苛々している自分に気づいた。
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