憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
それにやはり、彼女の発言の影響力は大きいのだと今回の件で再確認した。
もうすでに、彼女の批評に追従する意見がいくつも出てきている。
これが批判ではなく賞賛だったら?
――間違いなく、売れる。
「井ノ上くん。
さっさと彼女から事情を聴取して、報告書を出して。
ああ、専務はああ言っていたが、あの動画は削除して謝罪動画を流すように言って。
じゃ、頼むよ!」
バン!と大きな音を立てて部長室のドアが閉まり、その前に龍志とふたりで取り残された。
「……とりあえずいろいろ整理するか」
「そうですね」
彼に同意し、打ち合わせブースへと向かった。
「待たせたな」
私を先に行かせ、あとから来た龍志はカップをふたつ持っていた。
「ほら」
そのうちひとつを私に渡し、彼が目の前の椅子に座る。
「えっ、こんなの私がしましたよ!」
「別にいい。
専務と話して疲れただろ」
なんでもないように言い、持ってきたタブレットをテーブルの上に置いて彼はカップに口をつけた。
「ありがとう、ございます」
私も口をつけたカップの中身は、ミルクと砂糖を入れたコーヒーだった。
もうすでに、彼女の批評に追従する意見がいくつも出てきている。
これが批判ではなく賞賛だったら?
――間違いなく、売れる。
「井ノ上くん。
さっさと彼女から事情を聴取して、報告書を出して。
ああ、専務はああ言っていたが、あの動画は削除して謝罪動画を流すように言って。
じゃ、頼むよ!」
バン!と大きな音を立てて部長室のドアが閉まり、その前に龍志とふたりで取り残された。
「……とりあえずいろいろ整理するか」
「そうですね」
彼に同意し、打ち合わせブースへと向かった。
「待たせたな」
私を先に行かせ、あとから来た龍志はカップをふたつ持っていた。
「ほら」
そのうちひとつを私に渡し、彼が目の前の椅子に座る。
「えっ、こんなの私がしましたよ!」
「別にいい。
専務と話して疲れただろ」
なんでもないように言い、持ってきたタブレットをテーブルの上に置いて彼はカップに口をつけた。
「ありがとう、ございます」
私も口をつけたカップの中身は、ミルクと砂糖を入れたコーヒーだった。