憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「あっぶなー。
次の配信で私のお気に入りの美容サプリメント、紹介するつもりだったんですよね」

彼女はほっと息をついているが、本当に危なかった。
というかこれで本当に今までよく、やってこられたと感心する。

「とりあえず昨日の配信動画を削除して、謝罪と訂正を流す……とかじゃ許してくれないですよね」

苦笑いを彼女は浮かべたが、よくわかってくれていて助かる。

「そうですね。
それで私、考えてきたんですけど……」

どうやったら挽回できて且つ、新商品のプロモーションがやらせだと言われないか考えてきた方法を彼女に伝えた。



翌日の夜、会社で龍志とふたり、時間になるのを今か今かと携帯の前で待ちかまえていた。

『今日のCOCOKAチャンネル、はっじめるよー』

「始まった!」

「しっ!」

龍志に注意され、慌てて口を噤む。

『まずはお詫びと訂正。
このあいだの配信で、効果がないって言ったこれ』

COCOKAさんがテーブルの上に、件の化粧品を置く。

『私、酷い乾燥肌で、なに使ってもそこまで高い効果を感じないの。
それこそ……って、また具体的に商品名を出すと問題になっちゃうから、内緒ね』

< 233 / 465 >

この作品をシェア

pagetop