憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
おかげで小さい頃からアイツには振り回され、なにかと迷惑を……まあ、そんな話は今はいい。
俺としては家を出るときにルナとは結婚しないとはっきり言ってきたが、ルナとしては気にしていないのか……それとも。
父が完全に無視しているのか。
父はとにかく俺……だけではなく、兄も、母も自分にとってはただのコマとしか思っていない。
だから俺は家を出たのだ。
現場に近づくとルナたちの声が聞こえてきた。
「決めた。
今すぐこんな会社、龍志を辞めさせるわ。
それで一刻も早く、私と結婚してもらう」
勝手に俺に会社を辞めさせようとしているルナにむっとした。
いまだに彼女は俺を、自分の奴隷かなにかに思っているのだろう。
「だから、宇佐神課長と結婚するのは七星お姉さまなの!」
半ば叫ぶCOCOKAさんの横で、七星が死んだ目をして立っていた。
争点が自分で、しかもふたりがヒートアップして収拾がつかなくなっているとなれば、そうなっても仕方ない。
「だから、この女には無理だって。
地味で冴えないのはもちろん、龍志は……」
「ルナ」
ルナの口から俺の実家が明かされそうになり、制止する。
俺としては家を出るときにルナとは結婚しないとはっきり言ってきたが、ルナとしては気にしていないのか……それとも。
父が完全に無視しているのか。
父はとにかく俺……だけではなく、兄も、母も自分にとってはただのコマとしか思っていない。
だから俺は家を出たのだ。
現場に近づくとルナたちの声が聞こえてきた。
「決めた。
今すぐこんな会社、龍志を辞めさせるわ。
それで一刻も早く、私と結婚してもらう」
勝手に俺に会社を辞めさせようとしているルナにむっとした。
いまだに彼女は俺を、自分の奴隷かなにかに思っているのだろう。
「だから、宇佐神課長と結婚するのは七星お姉さまなの!」
半ば叫ぶCOCOKAさんの横で、七星が死んだ目をして立っていた。
争点が自分で、しかもふたりがヒートアップして収拾がつかなくなっているとなれば、そうなっても仕方ない。
「だから、この女には無理だって。
地味で冴えないのはもちろん、龍志は……」
「ルナ」
ルナの口から俺の実家が明かされそうになり、制止する。