憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
画面を見つめたまま、さりげなさを装って聞く。
しかし心臓は肋骨を突き破って出てきそうなほどどきどきとしていたし、反応が怖くて視線は画面に固定したまま逸らせなかった。
龍志からなかなか返事はない。
場面はクライマックスである誓いのキスのシーンになって、ようやく彼が口を開いた。
「……そう、だな」
やっと聞いた返事は消え入るほど小さい。
しかしそれを認識した途端、急に周囲の風景が色褪せた気がした。
やっぱり、龍志にとって私は、その程度の人間なんだ。
いや、まだちゃんと自分の気持ちを伝えて付き合ってもいないのに、結婚の話なんて重すぎるとわかっている。
それでも「まだわからない」
ではなくはっきりと「その気はない」
と言われたのはショックが大きかった。
「でも、七星とは結婚できたらいいなと思ってる」
少しして続いた彼の言葉の意味がわからず、視線は勢いよくその顔へと向いていた。
「どういうこと、ですか?」
誰とも結婚する気はないのに、私とは結婚できたらいいって、気持ちが相反している。
「……俺、は」
言いにくそうに彼が、顔を歪める。
しかし心臓は肋骨を突き破って出てきそうなほどどきどきとしていたし、反応が怖くて視線は画面に固定したまま逸らせなかった。
龍志からなかなか返事はない。
場面はクライマックスである誓いのキスのシーンになって、ようやく彼が口を開いた。
「……そう、だな」
やっと聞いた返事は消え入るほど小さい。
しかしそれを認識した途端、急に周囲の風景が色褪せた気がした。
やっぱり、龍志にとって私は、その程度の人間なんだ。
いや、まだちゃんと自分の気持ちを伝えて付き合ってもいないのに、結婚の話なんて重すぎるとわかっている。
それでも「まだわからない」
ではなくはっきりと「その気はない」
と言われたのはショックが大きかった。
「でも、七星とは結婚できたらいいなと思ってる」
少しして続いた彼の言葉の意味がわからず、視線は勢いよくその顔へと向いていた。
「どういうこと、ですか?」
誰とも結婚する気はないのに、私とは結婚できたらいいって、気持ちが相反している。
「……俺、は」
言いにくそうに彼が、顔を歪める。