憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「そんな幸せそうな顔して食べてくれるから俺も作りがいがあるし、もっと食べさせたくなるんだよな」

うっとりと笑う龍志のほうが幸せそうな顔をしていた。
それだけで胸がほかほかと温かくなる。

「……なのにあんまり食べられなくてすみません」

そんなに喜んでくれるのなら、もっと食べて見せたい。
けれど彼が知っているとおり、私は小食でさほど量を食べられないのだ。

「いや?
無理して食べられても心配なだけだしな。
七星の適量を幸せそうに食べてくれるだけで嬉しい」

目尻を下げてにっこりと笑う彼の顔は眩しくて、つい目を細めていた。
最近は太ってきたので食べる量をセーブしなきゃ……とか考えていたが、ヤメだ。
龍志が食べている私が好きだというのなら、無理に食べる量を減らしたりせずしっかり食べよう。
……その代わり、運動をちゃんとするとも。

昼食代はやはり、龍志が払ってくれた。
そうしたいって言われたし、私と初めてのデートで張り切っているみたいなので、今日は奢られておく。
でも、あとでなにか、お礼したいな。

またぶらぶらとあちこち見て回る。
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