憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「お話をいただいたときは私ごときがと思いましたが、坂下さんの絶対に七星お姉さまと宇佐神課長には幸せになってもらいたいとの熱い思いに共感し、お引き受けしたんです」

いやいや、なんかいい話っぽくなっているけれど、私たちの幸せを見守る会とかどう考えてもおかしいから。

「これからも全力で、お姉さまと宇佐神課長の幸せを応援させていただきます!」

「あー、うん。
ありが、とう……」

キラキラした目で私を見つめてくるふたりの圧が凄い。
それでつい、お礼を言っていた。

届いた飲み物でとりあえず乾杯し、頼んだ食べ物をちまちまと摘まむ。

「そうだ!
七星お姉さま、指環、指環を見せてください!」

興奮気味にCOCOKAさんに頼まれ、何事かと思った。
少し考えてあれだと気づき、左手薬指から指環を外そうとしたものの。

「そこに嵌まっているのが尊いのでそのままで!」

「はぁ……」

鼻息荒く頼まれ、気圧され気味に左手を彼女の前に出した。

「おおーっ!
これが宇佐神課長との結婚指環……!」

今にも彼女は拝み出しそうだが、……そこまで?

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