憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「そうそう。
こんな指環だってもらったんだし、宇佐神課長と結婚するのは井ノ上先輩で確定ですよ」
「は、はははは……」
ふたりの愚痴を笑って聞きながら、気まずくグラスを口に運ぶ。
ふたりはああ言っているが、龍志は私と結婚しない。
けれど私以外の誰とも結婚もしない。
それは少しだけ、私の心に安寧をもたらしていた。
その後は普段、ふたりでなにをしているのか白状させられた。
「えっ、毎日、朝晩ごはんを作ってくれるんですか!?」
「しっかり胃袋、掴まれてますね。
この、この」
ふたりは大興奮だが、そこまで?
いや、家事の中で一番面倒なのは料理だと私は思っているので、そこを龍志が負担してくれているのは確かに助かっていた。
「どうりで近頃、顔色がいいんですね」
「えっ、そんなに違う?」
由姫ちゃんの指摘でつい、自分の顔に触れていた。
「前は不健康とは言わないですけど、ストイックにサプリメントとかばっかりでまともにごはん食べてなさそうっていうか、そんな感じだったですけど、今は健康的にはつらつしているっていうか」
「うっ」
こんな指環だってもらったんだし、宇佐神課長と結婚するのは井ノ上先輩で確定ですよ」
「は、はははは……」
ふたりの愚痴を笑って聞きながら、気まずくグラスを口に運ぶ。
ふたりはああ言っているが、龍志は私と結婚しない。
けれど私以外の誰とも結婚もしない。
それは少しだけ、私の心に安寧をもたらしていた。
その後は普段、ふたりでなにをしているのか白状させられた。
「えっ、毎日、朝晩ごはんを作ってくれるんですか!?」
「しっかり胃袋、掴まれてますね。
この、この」
ふたりは大興奮だが、そこまで?
いや、家事の中で一番面倒なのは料理だと私は思っているので、そこを龍志が負担してくれているのは確かに助かっていた。
「どうりで近頃、顔色がいいんですね」
「えっ、そんなに違う?」
由姫ちゃんの指摘でつい、自分の顔に触れていた。
「前は不健康とは言わないですけど、ストイックにサプリメントとかばっかりでまともにごはん食べてなさそうっていうか、そんな感じだったですけど、今は健康的にはつらつしているっていうか」
「うっ」