憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
ぱたぱたといろいろ準備しているうちに、インターフォンが鳴る。
『ナナー、開けろー』
「はーい」
画面の向こうに映し出されたのは、兄だった。
すぐに兄が、部屋にやってくる。
「すげー。
アイツ、ナナのために買ったのか、この部屋」
兄は感心するように部屋の中を見渡していて苦笑いしかできない。
「でも、本当にいいのか」
「うん、いい」
兄はこれから私がなにをするのか知っているので、心配そうだ。
「ここは龍志とふたりで暮らす家だもん。
ふたりで住まなきゃ、意味がない」
龍志を取り戻すまで、彼が私の家として用意してくれたこの部屋は封印しようと決めた。
ここに帰ってくるのは、ふたり揃ってだ。
「わかった」
まとめてあった荷物を、次々に兄が運び出してくれる。
家具や家電はまだ前の部屋に残っているから問題ないが、龍志が作ってくれた大量のお惣菜をそのままにするわけにはいかない。
兄に相談したら快く、運搬を引き受けてくれた。
「ストーカーの件でナナを守るために実家と取り引きしたとは聞いてたけどさ。
本当に帰るとはね」
「えっ、それってどういうこと?」
『ナナー、開けろー』
「はーい」
画面の向こうに映し出されたのは、兄だった。
すぐに兄が、部屋にやってくる。
「すげー。
アイツ、ナナのために買ったのか、この部屋」
兄は感心するように部屋の中を見渡していて苦笑いしかできない。
「でも、本当にいいのか」
「うん、いい」
兄はこれから私がなにをするのか知っているので、心配そうだ。
「ここは龍志とふたりで暮らす家だもん。
ふたりで住まなきゃ、意味がない」
龍志を取り戻すまで、彼が私の家として用意してくれたこの部屋は封印しようと決めた。
ここに帰ってくるのは、ふたり揃ってだ。
「わかった」
まとめてあった荷物を、次々に兄が運び出してくれる。
家具や家電はまだ前の部屋に残っているから問題ないが、龍志が作ってくれた大量のお惣菜をそのままにするわけにはいかない。
兄に相談したら快く、運搬を引き受けてくれた。
「ストーカーの件でナナを守るために実家と取り引きしたとは聞いてたけどさ。
本当に帰るとはね」
「えっ、それってどういうこと?」