憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
第十八章 憧れの上司を取り戻します
龍志が実家へ戻ったその週末。
私は兄と一緒に笹西弁護士の元を訪れていた。
「すみません、お休みの日に」
「いいよ、いいよ。
別にかまわないよ。
仕事だってあるんだし」
軽い調子で笹西弁護士が私たちを事務所に迎え入れる。
龍志のことで話があると連絡すると、彼は想定済みだったのか快く応じてくれた。
「お兄さんとははじめましてですよね。
宇佐神龍志の顧問弁護士をしている笹西といいます」
彼は丁寧に兄へ、名刺を差し出した。
「へぇ。
顧問弁護士」
兄は物珍しそうに受け取った名刺を裏に表にして見ている。
「まあ、古くからの腐れ縁で面倒見てやってるっていうのが、正確なところですが」
ははっとおかしそうに笹西さんは笑った。
「それで。
龍志のことについて詳しく知りたい、だっけ?」
「はい」
聞かれて、頷く。
龍志からは家の事情などだいたい聞いているが、あれがすべてではないと思っていた。
きっと、話したくなくて隠していることもあるはずだ。
隠しているなら無理に知るべきじゃないのはわかっているが、それが今後の障害になる可能性もあるので知っておきたかった。
私は兄と一緒に笹西弁護士の元を訪れていた。
「すみません、お休みの日に」
「いいよ、いいよ。
別にかまわないよ。
仕事だってあるんだし」
軽い調子で笹西弁護士が私たちを事務所に迎え入れる。
龍志のことで話があると連絡すると、彼は想定済みだったのか快く応じてくれた。
「お兄さんとははじめましてですよね。
宇佐神龍志の顧問弁護士をしている笹西といいます」
彼は丁寧に兄へ、名刺を差し出した。
「へぇ。
顧問弁護士」
兄は物珍しそうに受け取った名刺を裏に表にして見ている。
「まあ、古くからの腐れ縁で面倒見てやってるっていうのが、正確なところですが」
ははっとおかしそうに笹西さんは笑った。
「それで。
龍志のことについて詳しく知りたい、だっけ?」
「はい」
聞かれて、頷く。
龍志からは家の事情などだいたい聞いているが、あれがすべてではないと思っていた。
きっと、話したくなくて隠していることもあるはずだ。
隠しているなら無理に知るべきじゃないのはわかっているが、それが今後の障害になる可能性もあるので知っておきたかった。