憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
だったら私は陰から龍志が少しでもつらい目に遭わないように祈ることしかできないのだろうか。
そんなの、嫌だ。
「どうする?
諦める?」
右の口端をつり上げ、挑発するように笹西さんが笑う。
それで俄然、闘志に火がついた。
「諦めたりしません。
なにか手があるのなら教えてください。
ないのなら龍志の実家の住所を。
今から乗り込みます」
「そうこなくっちゃ」
満足げに頷いた彼は、実に人の悪い顔をしていた。
それから笹西さんとどうやって龍志を奪い返すか相談した。
彼はとりあえず使える手はすべて使って龍志の現在の状況を確認してくれるという。
どうしてそこまでしてくれるのか尋ねたところ。
『これからは井ノ上さんの力になってやってくれって、けっこうな額の前金を龍志が払ってくれたんだよね』
と、笑っていた。
そこまであの人は、やってくれていたのかと驚くのと同時にありがたくなった。
兄の運転でマンションへと帰る。
部屋はどうしようか悩んで、今まで龍志が住んでいた部屋を使おうと決めた。
そんなの、嫌だ。
「どうする?
諦める?」
右の口端をつり上げ、挑発するように笹西さんが笑う。
それで俄然、闘志に火がついた。
「諦めたりしません。
なにか手があるのなら教えてください。
ないのなら龍志の実家の住所を。
今から乗り込みます」
「そうこなくっちゃ」
満足げに頷いた彼は、実に人の悪い顔をしていた。
それから笹西さんとどうやって龍志を奪い返すか相談した。
彼はとりあえず使える手はすべて使って龍志の現在の状況を確認してくれるという。
どうしてそこまでしてくれるのか尋ねたところ。
『これからは井ノ上さんの力になってやってくれって、けっこうな額の前金を龍志が払ってくれたんだよね』
と、笑っていた。
そこまであの人は、やってくれていたのかと驚くのと同時にありがたくなった。
兄の運転でマンションへと帰る。
部屋はどうしようか悩んで、今まで龍志が住んでいた部屋を使おうと決めた。